新作映画レビュー/靖国神社参拝問題を扱ったドキュメンタリー
2008年05月05日
新作映画レビュー/靖国神社参拝問題を扱った話題沸騰のドキュメンタリー(超映画批評)
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靖国 YASUKUNI/0点
右翼勢力の妨害行動により一部の映画館が上映を取りやめた件で、「表現の自由の危機」うんぬんを語り大騒ぎしている団体・メディア等は、表現の自由というものを根本的に勘違いしている上、問題の本質について不理解あるいは意図的に隠そうとしている。
日本在住19年間の中国人、李纓(りいん)監督(『味』(2003)など)による靖国参拝問題についてのドキュメンタリー。
李纓監督は89年当時はこの問題を知らず、桜の名所たる靖国神社に花見にさえ行っていたという。だが政治・外交問題だと知ると10年間かけ取材・撮影、本作を完成させた。多くの日本人に知って欲しいというのが現在の希望であり、同時に「日本人へのラブレター」だという。
どこから見ても、釣りとしか思えぬ話である。
とくにラブレターとは冗談がキツい。天皇陛下と"南京大虐殺"の写真を交互に写す印象操作のごとき編集を恋文と呼ぶとは、さすがの私も知らなかった。
おまけにその虐殺写真はとっくの昔にバレている有名な捏造品。その点をプレス試写後のミニ会見で指摘された監督は「写真はあくまでシンボルとして使用した」と回答した。中共の捏造体質のシンボル、という意味だと心から信じたい。
そんなラブレターに、日本国民の血税を元にした750万円を献上したゆかいな人々がいる。文化庁の外郭団体、日本芸術文化振興会というところだ(ほかにも韓国・釜山の団体から助成金を得たと、本作のプロデューサーは私に語った)。
"中国中央電視台(CCTV…中国政府のプロパガンダを流す事で知られる国営テレビ局)出身"の"中国人監督"が、"日中で対立中の政治テーマ「靖国参拝問題」の映画を撮る"という危険フラグ三本立てを前にしても、ここの審査委員は誰一人「政治宣伝性など無い」と信じていたらしい。
しかも企画書の段階ならいざ知らず、完成品の試写を見た後でも「その判断は誤りではなかった」と胸を張る。映像のプロが見ればひと目で「ああ、これは反靖国・反日的な意図をこめて作ったな」とわかる先ほどのような編集を山ほど見せられても、やっぱり「政治宣伝の意図は無い」という。(注…今回の助成制度には「政治宣伝の意図」がある作品には助成しないという決め事がある)
李纓監督が海外の名だたる映画祭(ベルリン国際映画祭、サンダンス国際映画祭、香港国際映画祭、等々……)で上映しまくり、世界中の人々にそうした思想を"アピール"し続ける事実を見ても、政治"宣伝"の意図は無いんだそうだ。日本語ってムズカシイ。
ちなみにこうしたメジャーなもの以外、たとえばドイツの大学生らが作り上げた小さな映画祭「ニッポン・コネクション」でもこの映画は上映されており、何も知らない現地の人々に偏った認識を広めている。そのマメさには脱帽する。
さて、ここで皆さんに想像してもらいたい。そんな偏った内容でも「この映画はニッポンの文化庁のおカネで作られています」とお墨付きがあったら、観客はどう思うだろう?
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靖国 YASUKUNI/0点
右翼勢力の妨害行動により一部の映画館が上映を取りやめた件で、「表現の自由の危機」うんぬんを語り大騒ぎしている団体・メディア等は、表現の自由というものを根本的に勘違いしている上、問題の本質について不理解あるいは意図的に隠そうとしている。
日本在住19年間の中国人、李纓(りいん)監督(『味』(2003)など)による靖国参拝問題についてのドキュメンタリー。
李纓監督は89年当時はこの問題を知らず、桜の名所たる靖国神社に花見にさえ行っていたという。だが政治・外交問題だと知ると10年間かけ取材・撮影、本作を完成させた。多くの日本人に知って欲しいというのが現在の希望であり、同時に「日本人へのラブレター」だという。
どこから見ても、釣りとしか思えぬ話である。
とくにラブレターとは冗談がキツい。天皇陛下と"南京大虐殺"の写真を交互に写す印象操作のごとき編集を恋文と呼ぶとは、さすがの私も知らなかった。
おまけにその虐殺写真はとっくの昔にバレている有名な捏造品。その点をプレス試写後のミニ会見で指摘された監督は「写真はあくまでシンボルとして使用した」と回答した。中共の捏造体質のシンボル、という意味だと心から信じたい。
そんなラブレターに、日本国民の血税を元にした750万円を献上したゆかいな人々がいる。文化庁の外郭団体、日本芸術文化振興会というところだ(ほかにも韓国・釜山の団体から助成金を得たと、本作のプロデューサーは私に語った)。
"中国中央電視台(CCTV…中国政府のプロパガンダを流す事で知られる国営テレビ局)出身"の"中国人監督"が、"日中で対立中の政治テーマ「靖国参拝問題」の映画を撮る"という危険フラグ三本立てを前にしても、ここの審査委員は誰一人「政治宣伝性など無い」と信じていたらしい。
しかも企画書の段階ならいざ知らず、完成品の試写を見た後でも「その判断は誤りではなかった」と胸を張る。映像のプロが見ればひと目で「ああ、これは反靖国・反日的な意図をこめて作ったな」とわかる先ほどのような編集を山ほど見せられても、やっぱり「政治宣伝の意図は無い」という。(注…今回の助成制度には「政治宣伝の意図」がある作品には助成しないという決め事がある)
李纓監督が海外の名だたる映画祭(ベルリン国際映画祭、サンダンス国際映画祭、香港国際映画祭、等々……)で上映しまくり、世界中の人々にそうした思想を"アピール"し続ける事実を見ても、政治"宣伝"の意図は無いんだそうだ。日本語ってムズカシイ。
ちなみにこうしたメジャーなもの以外、たとえばドイツの大学生らが作り上げた小さな映画祭「ニッポン・コネクション」でもこの映画は上映されており、何も知らない現地の人々に偏った認識を広めている。そのマメさには脱帽する。
さて、ここで皆さんに想像してもらいたい。そんな偏った内容でも「この映画はニッポンの文化庁のおカネで作られています」とお墨付きがあったら、観客はどう思うだろう?
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