胡主席来日 日中の立場逆転

2008年05月06日

Posted by Love_China at 18:18 │Comments( 0 )TrackBack( 0 )
胡主席来日 日中の立場逆転(MSN産経ニュース)

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 胡錦濤中国国家主席の6日からの日本訪問は、これまでの中国首脳の訪日とは異なる意味を持つ。江沢民前主席など従来の中国指導者は、歴史問題で日本側に謝罪を要求し、台湾問題で中国の立場への支持を求め、経済協力を引き出そうとするなど、日本に要求することが多かった。「氷を溶かす旅」と称して昨春訪日した温家宝首相も、あちこちに笑顔を振りまいたが、重要な目的は日本の首相による靖国神社参拝を牽制(けんせい)することだった。

 しかし、国際情勢や中国国内状況の変化により、今回は異なる様相を呈しそうだ。首脳会談にいたるこれまでの折衝で中国側は、日本側からチベット問題への真(しん)摯(し)な対応や、ギョーザ中毒事件で日本国民が納得できる説明などを求められており、日中双方の立場が逆転したようだ。

 3月のチベット騒乱以後、中国当局による僧侶弾圧や報道統制などの問題により、国際社会で中国への不信が高まり、北京五輪の開会式をボイコットする動きも出てきている。四面楚歌(そか)ともいえる外交環境のなか、胡錦濤政権にとって今回の訪日は、外交の突破口を切り開く意味をもつといえよう。

 最近、胡主席は訪中する日本の政治家と頻繁に会い、そのたびに日中友好を強調、中国メディアも日本を好意的に紹介する特集記事を連日組むなど、国民の対日感情を軟化させようとしているふしがうかがえる。こうした配慮は、福田康夫首相との会談で友好関係を確認し、外交の成功を国内外にアピールしたいためとみられる。

 しかし、その一方で胡主席は、中国国内で高揚する民族主義にも配慮しなければならず、日本側から出された要望に、前向きに応えることは困難とみられる。対日外交の成功をアピールするという目的を達成することは難しそうだ。(矢板明夫)
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