「五輪」みつめるウイグル人 中国の弾圧に離散(iza)
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世界各地で騒動を巻き起こす北京五輪聖火の行方を、旧ソ連中央アジアで静かに見守る人々がいる。中国に新疆ウイグル自治区が設けられた1955年以降、漢人による弾圧から逃れてきたウイグル人だ。長年、ロシアの“裏庭”とみられてきたこの地だが、押し寄せる中国からのヒト、モノ、カネの奔流にウイグル人の生活も大きく変化している。一方で中国に対する警戒心を呼び起こされ、ジレンマにさいなまれているようだ。(ビシケク 遠藤良介)
新疆からの大型トラックが次々と着き、荷役の男らが「道を開けろ」と叫んで荒々しく台車を押していく。キルギスの首都、ビシケクのマジナ市場には絨毯や布団、衣類など中国産の商品があふれ、にぎわっていた。ここで働く約2500人のうち、800人ほどが新疆からの出稼ぎ者という。こうした“中国市場”は中央アジア各国に多数あり、安価な商品で人々の生活を支えている。
この大市場を2002年に開業したのはウイグル人のサリモフさん(51)。「両親は55年にキルギスに逃れてきた。ロシア語もキルギス語も知らなかったため、コルホーズ(集団農場)に入って生計を立てるしかなかった」と苦労を明かす。自身は5人の子供に恵まれて孫も4人おり、「もう3世代目、4世代目に入っている」。
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世界各地で騒動を巻き起こす北京五輪聖火の行方を、旧ソ連中央アジアで静かに見守る人々がいる。中国に新疆ウイグル自治区が設けられた1955年以降、漢人による弾圧から逃れてきたウイグル人だ。長年、ロシアの“裏庭”とみられてきたこの地だが、押し寄せる中国からのヒト、モノ、カネの奔流にウイグル人の生活も大きく変化している。一方で中国に対する警戒心を呼び起こされ、ジレンマにさいなまれているようだ。(ビシケク 遠藤良介)
新疆からの大型トラックが次々と着き、荷役の男らが「道を開けろ」と叫んで荒々しく台車を押していく。キルギスの首都、ビシケクのマジナ市場には絨毯や布団、衣類など中国産の商品があふれ、にぎわっていた。ここで働く約2500人のうち、800人ほどが新疆からの出稼ぎ者という。こうした“中国市場”は中央アジア各国に多数あり、安価な商品で人々の生活を支えている。
この大市場を2002年に開業したのはウイグル人のサリモフさん(51)。「両親は55年にキルギスに逃れてきた。ロシア語もキルギス語も知らなかったため、コルホーズ(集団農場)に入って生計を立てるしかなかった」と苦労を明かす。自身は5人の子供に恵まれて孫も4人おり、「もう3世代目、4世代目に入っている」。
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