避難所480万人超 腐敗始まり感染症発生 四川大地震
2008年05月17日
避難所480万人超 腐敗始まり感染症発生 四川大地震(asahi.com)
【北京=峯村健司】中国・四川大地震で17日、テントやプレハブなどの避難所で暮らす被災者が、四川省内だけで480万人を超えることが四川省政府の調べでわかった。インフラの復旧は大幅に遅れ、衛生状態が悪化している。衛生省は14の専門チームを被災地に派遣し、本格的な感染症対策に乗り出した。
一方、各国から派遣された救援隊が被災地に入り、救出活動を本格化させ始めた。
新華社通信によると、四川省綿陽市北川で16日午後、男性(46)が100時間ぶりにがれきの下から救出された。持っていたティッシュを食べ、尿を飲みながら飢えをしのいだという。生き埋めになった人の生存率が極端に下がる72時間を過ぎた16日にも、綿陽や綿竹などで新たに計163人が救出された。
地震発生から4日が過ぎ、避難所の環境は悪化している。避難施設の設置が間に合わず、屋外生活を余儀なくされている被災者が多い。ほとんどの避難所にトイレや水道はなく、48台の移動式浄水機と10台の仮設トイレが送られたが、不足している。
汚物や遺体の腐敗が始まっており、いくつかの地域で感染症が発生しているとみられる。がれきへの消毒作業や遺体の埋葬を急ピッチで進めている。被災地で救助にあたる医師は「気温が上がり腐敗が進んでおり、感染症が広がる危険性が高い」と話す。
各国の救援隊は、ファイバースコープや救助犬を使って、がれきや土砂に埋まっている人の捜索をしている。ロシアは50人が綿竹で救助にあたっており、新たに49人増派予定で、47人の韓国隊と55人のシンガポール隊はジュウホウで作業をしている。また、台湾からの救援隊22人も16日夜、成都に到着した。
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