安近短二極化高額 韓国・欧米人気 近くても中国は36%減
2008年08月03日
安近短二極化高額 原油高で海外旅行大幅減 韓国・欧米人気 近くても中国は36%減(MSN産経ニュース)
国際線の航空運賃に上乗せされる燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の値上げが続き、国内航空2社のお盆期間(8~17日)の予約は前年比9・0%(約5万2000人)も落ち込むなど、夏休み期間の予約は大幅減の見通しだ。距離に応じて加算される付加運賃だが、人気が根強いのは韓国など「安近短」路線と欧州など付加運賃がかさむ高額旅行で、二極化傾向が進む。一方、近いはずの中国は大きく減り、五輪効果もかすんでいる。
▼昨夏の2倍以上
羽田空港国際線ターミナル。8月に入り早朝から韓国・ソウルへ向かう利用客が、搭乗カウンターに長い列をつくる。
東京都中野区の男性会社員(35)は、仕事仲間6人と3日間の旅行。足取りは軽やかだが、費用の話になると、「休みも長く取れないし、けちってもしようがないが…。サーチャージが高いといえば高い」と笑顔が消えた。
韓国への付加運賃は往復7000円。3年前の5倍にはね上がっている。それでも、いまや1万円以下は韓国だけだ。
日本航空と全日空は7月から付加運賃を値上げしており、すべての方面で昨年夏の2倍以上で、旅行客の負担は重い。
▼「五輪底なら…」
JTBの予測では、夏休み(7月15日~8月31日)の海外旅行者は前年を7・0%(約17万2000人)も下回る約225万人。1・8%減だった前年をさらに上回る落ち込み。特に中国は36・6%(13万9000人)の大幅減となった。
旅行各社も北京五輪を目前に苦戦している。前年比6割減という近畿日本ツーリストは「五輪を機にイメージが回復し、五輪の時期が底だったとなればいいのですが…」(ブランド戦略室)と“ギブアップ”の状態だ。毒ギョーザ事件→チベット問題→四川大地震が連続したことで敬遠されたと分析している。
空の便の予約も、日航19・7%減、全日空9・4%減と前年を下回る。
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